🍖 イノシシを食す
自作IoT罠で捕獲したイノシシを味わう
イノシシ肉は赤身は旨味があり美味で、脂身は旨味、香りが素晴らしくその上くどくなく最高の肉だ また赤身の部分が豚に比べて赤身質な気がする (牛までは行かないが結構赤身質だ)。これは運動量の違いによるものと推察している
今回はそんなイノシシの食について語っていきたい
精肉する
イノシシを罠で取るのも大変だが、そこから食べられる状態にするのもなかなか大変だ 以下のようなステップが必要だ
- 私は失血死させているので、血抜きも兼ねる
- 湯むきやバーナーで毛を焼く方法もある
ハラ抜き
肉と内蔵を熱から守るためできるだけ早く行う イノシシの体温は38度くらいあるらしく、ハラ抜きの最中お腹の中(内臓と肉の間)に手を入れるシーンがあるがかなり温かいのだ この熱が肉と内蔵を悪くするのでできるだけ早く行う
腹を開いて肛門を切り離して、食道から肛門まで一気に抜く 注意しなければならないのは膀胱、腸、胆嚢を破かないこと
内蔵は猟師の特権? タン、レバー、ハツ、マメは毎回必ず食べている 残り(脳、肺、脾臓、胃、小腸、大腸)あたりは気分次第 どれも美味しい
脳や目玉も食す 脳は少し血生臭い白子 目玉は黒目以外はぶりぶりでいける 魚同様目玉周りもうまい
皮剥ぎ
ナイフでちまちま皮剥ぎ 脂をできるだけ無駄のないように頑張って剥ぐ 6時間近くかかる根気のいる作業 次からは湯むきも前向きに検討 (ダニ対策にもいい。このあと腹をダニに噛まれた…めっちゃ痒かった)
部位ごとに分ける
大体モモ、ウデ、背ロース、バラ、肩ロースって感じで分けていく その上リンパは適宜取り除いていく
これも意外に大変な作業 地味に手間と時間を食う
分けたら近所のリサイクルショップで急遽購入した業務用冷凍庫に入れていく
食す
市販のお肉はどれもほとんど味が変わらない。それはほとんど同じ環境で同じ餌を食べているからであろう。出荷のタイミングも生後XXヶ月と決められている場合がほとんどだと思う。大量生産大量消費の宿命だし、そのブレのなさ(安定性)が製品としての強みだから致し方ないが、少し面白みにかける面もある
それと比較するとイノシシ肉は個体によって脂の乗り方や香りも違ったりしてすごく面白い
そんなイノシシ肉の料理を紹介していく ほぼただの飯テロ画像の連続だが、興味あれば見ていただけると嬉しい
うますぎる部位 ナッツのような香りと旨味爆弾の脂身、絶句
焼くだけでも十分最高
肉の破片と卵をご飯に乗せ、ロースを焼いて出た脂と醤油を垂らしていただく 神
手作りキャベツと炒める 塩で味付けして、最後に少し醤油を垂らす マジで絶品
ホロホロジューシーで最高だ!
スペアリブとウデ肉の燻製の食べ切れなかった分
単純に豚肉の代わりに使うだけでも十分に威力を発揮できる
寒い日には美味さが倍増
埼玉名物 少し甘い汁に肉の旨味、ジューシーさ、とろとろのネギがうどんと絡み合ってたまらない うどんは固めがいい (水で〆る)
スパイスがなかったので和風魯肉飯といったところか?