🐯 2022 読んだ本
2022年に読んだ本
2022年の夏ぐらいから意識して本を読みだした 元々本はあまり好きじゃなかったし、文盲を自称するレベルで文章には弱い
読み出した理由としては 自分の無学さに嫌気がさしたこと 仕事でソフトウェアエンジニアをしているが、エンジニア以前に人としてのベースが自分には不足していると思い本を意識して読み出した
こうして読んでみると結構面白い作品が多い
人間の土地
サン=テグジュペリ (新潮文庫)
地図には載ってない土地の美しさや人々の営み 人間の本然は困難の中で見える
夜間飛行も購入し積んでいる
星の王子様
サン=テグジュペリ (新潮文庫)
私にとっての一輪のバラはなんだろうか?
シリーズ世界の思想 資本論
わかりやすく、超訳ほど適当じゃなくてよかった 貨幣とは何か?市場とは何か?といったことにまでマルクスが深く観察・洞察していることに驚いた 共産主義・社会主義的思想は個人的には嫌いだが、彼の市場や資本主義への洞察は非常に鋭い
ちゃんとした資本論も買ったので後で読む
失敗の本質
異端の排除による先鋭化の末路。学習能力を失ったものの末路
ユダヤ人の歴史
レイモンド・P・シェインドリン
ユダヤ人、ユダヤ教のルーツ、栄光・苦難を経て現代の生活様式、派閥などまで解説した本
成功はゴミ箱の中に
レイ・クロック
マジでカッケー
映画だとマクドナルド兄弟視点なので、やばい人として描かれているが真実はわからん。自分の中ではマクドナルド兄弟もレイ・クロックもどっちも同じくらいやばかったってことにしてる
Airbnb Story
スケールしないことをする
詩学
アリストテレス (光文社古典新訳文庫)
面白い物語の普遍性を語っている 面白いストーリーは時代が変わっても変わらない
1984
ジョージ・オーウェル (新訳版 ハヤカワEPI文庫)
攻殻機動隊の影響で読んだ 同じ理由でライ麦畑でつかまえても過去に読んだ
ディストピア小説の金字塔なだけあって、シンプルだが非常に面白い 荒廃した雰囲気や党員の熱狂のベクトルをうまくコントロールしている様子が非常にうまく描写されている
戦争は平和なり 自由は隷従なり 無知は力なり
カラマーゾフの兄弟
ドフトエフスキー (新潮文庫 原卓也訳)
めちゃくちゃ面白かった 小説というジャンルは今まであまり好きじゃなかったが、この小説で少し見方が変わった
ロシアの厳しくも美しい自然、陰鬱とした雰囲気の中で繰り広げられる物語 フョードルの4人のアイコニックな息子を通してドフトエフスキーの(ロシア正教的)キリスト教感が語られる。受難と愛、無償の愛、赦しと救済などが彼らを通して描かれる
未完の作品だが、そこら辺の完成品よりも美しく終わっている
罪と罰も購入し積んでいる
君主論
マキャベリ (岩波文庫)
統べ方
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
マックス・ウェーバー (岩波文庫)
18 ~ 20世紀初頭においてなぜプロテスタントにリッチな人が多かったかを分析した作品 決して居住地域のマイノリティ故のハングリー精神だからとかではなく、カルヴィニズム等に見られる教義(天職に集中することが来世のための修練となる)が資本主義と化学反応を起こしてそういった富の集中を引き起こしたと分析している
富への欲のような卑しいものが富の集中を生み出したのではなく、宗教への敬虔さが富の集中を生み出すことになった逆説が面白い
実際ロックフェラーも敬虔なパブテストだったりするのでプロテスタンティズムの倫理と大工業的資本主義の相性は抜群だったのだろう
Zero to One
ピーター・ティール
リバタリアニズムの大先輩でペイパルマフィアのドンであるピーター・ティールの書いた勝つスタートアップと負けるスタートアップの違い
私しか知らない隠れた真実を見つけ出そう
← Go Home