🐍 2025読んだ本

2025読んだ本 [WIP] ・孫子 ・旧約聖書 ・[WIP] チベット旅行記 ・岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。 ・ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 ・ユダヤ5000年の教え ・夜間飛行 南方郵便機 ・ヘビ学 ・[WIP] 自省録 ・稲盛和夫の実学 経営と会計 ・[WIP] 極北の動物誌 ・[WIP] 道は開ける

旧約聖書

日本聖書協会, 共同訳聖書実行委員会

去年の続き 結局読むのに1年以上かかった。

サムエル記

サムエル ⇒ サウル ⇒ ダビデ ⇒ ソロモン

イスラエルの民が主が畏れ多すぎて王政を望む。預言者サムエルはサウルに油を注ぎ擁立。サウルは王として主に祝福される。サウルは祝福されていたがアマレク人との戦いで主の命令に反いたため主から見放される。 そんな折、サムエルはエッサイの末子ダビデこそ次なる王だという主の命令に従い彼に油を注いだ。ダビデがペリシテの勇者ゴリアテを石投げで倒し英雄になる。サウルはダビデの人気に嫉妬し殺そうと試みる。サウルの息子ヨナタンはダビデの大親友で彼の尽力もありダビデは逃げ延びる。サウルの手を逃れるダビデにはエン・ゲディの洞窟でサウルと偶然鉢合わせ、サウルを仕留めるチャンスがあったが、サウルも主に選ばれた人だということで彼を仕留めはしなかった。 その後、サウルはペリシテの軍勢に敗れ彼の息子ヨナタンらと共々死す。 ユダの一族を率いるダビデはサウルの跡取り息子イシュ・ボシェト率いるイスラエルの軍勢と衝突を繰り返した。イシュ・ボシェトは昼寝中に家臣に殺害され、家臣はその首をダビデに献上するも、ダビデはその家臣2人を殺して木に吊るした。ダビデは全イスラエルの王となった。 ダビデはダビデはバアレ・ユダにあった神の箱をイスラエルの天幕まで運び上げた。 ダビデは晩年、家臣ウリヤの妻バト・シェバを寝取り、ウリヤを最前線に追いやり戦死させた。ウリヤとの間に次の王ソロモンが生まれる。 ダビデが主に反いたのはウリヤとバト・シェバの1件とサタンに囁かれてイスラエルの民の数を数えただけだった。 ソロモンは腹違いの兄アドニヤや他の王位継承を狙う者たちを打倒して王となった。 主がソロモンの夢枕に立ち、「なんでも願うものを与えよう」というと、ソロモンは「善悪を判断して主の民を捌くための知恵」を願った。主はこれに大いに関心し、知恵だけでなく多くのものを与える約束をした。ソロモンは主のための神殿を築いたりした。 晩年、ソロモンは多くの異教徒の妻を向かい入れ、彼女たちに引きずられ偶像崇拝をするようになった。神はそれに怒り2度に渡りソロモンに忠告したが彼は聞き入れなかった。 そして、ソロモンが死に息子のレハブアムが王になると、ソロモンの家来の家来のヤロブアムが離反しユダ族、ベニヤミン族を除く10部族がヤロブアムに付き従いイスラエルで王位についた。一方レハブアムはユダ王国の王となった

その後も君主や民は主を裏切り続ける。それは姦淫、偶像崇拝など。それにより主は彼らに罰を下す。

ざっくりバビロン捕囚 (ユダヤ教成立の決定打)

まずイスラエル王国がアッシリアに滅ぼされ、サマリアは征服される。人民はアッシリア帝国の処地方に送られた。彼らの一部が現在のサマリア人 (めっちゃ希少)となったらしい。

やがてバビロン王ネブカドレツァルのもとエジプト配下のユダ王国はバビロンの支配下になった。(この頃はヨシアの子ヨアハズが王となっていたが、エジプトのファラオがヨアハズの兄弟ヨヤキムを王とした。) ヨヤキムは死にネブカドレツァルはヨシアの子ゼデキヤを王位につけ、ゼデキヤは反乱を試みるが失敗し、バビロンに連れてかれ子諸共殺された。また報復としてバビロンはユダの町々を破壊。この際多くの人民がバビロンに連れてかれたもしくは逃れた (バビロン捕囚)。 彼らは他国の地でも自分たちの主、法を尊重し続け、子孫に紡ぎ続けた。 やがてアケメネス朝ペルシアのキュロスIIがバビロンを征服し、ユダヤ人のエルサレム帰還及び神殿の再建の許可を与え、また資金的援助もしたことで多くのバビロンのユダヤ人がエルサレムへと帰還。

バビロンでの他国での生活、信仰、継承が現代のユダヤ教の確立とされているようである。どうやらバビロン捕囚以前を「古代イスラエル宗教」などと呼び、バビロン捕囚後をユダヤ教といい区別するらしい。

実際バビロンでの彼らの行動こそがまさしく現代のユダヤ教のルーツと言えるのではないか?他国で先祖伝来の主、約束の地、法を語りつぎ続け、学習し子孫に紡ぐ彼らの力の根源である。後にこの力はディアスポラにおいて彼らのアイデンティティの維持におおいに貢献するのだ。

総評

これは読んでおくべき1冊だ。アブラハムの宗教 (ユダヤ、キリスト、イスラム)の根源がわかるので1度で3度美味しい本。 多くの国でダビデ (デイビット、ダビド)という名前が現代で使われるのだから影響は計り知れない。 ベルゼバブはペリシテの神バアルが由来であったりするを知れたりと面白い。一神教においては他宗教の神 = 悪魔と扱うということを知れるのもとても面白い。八百万の神の文化の日本とは根本的な考え方の違いを学ぶ機会になる。 たとえば民は主からの生活のルールを守るという誓い主は聖地を約束するように、旧約聖書を通して、契約というものを幼い頃から学ぶユダヤ人が現代で活躍するのは想像に難くない。 パレスチナはペリシテ人の土地という意味で、ユダヤ教、イスラム教という宗教が成立する以前からの因縁があったりと興味深い。まあ現在両国で起きてる問題の多くはイギリスの所為だけど。

孫子

岩波文庫

ご存じ最強の兵法書 何度も読んで刷り込んだり、迷った時に読むべし

[WIP] チベット旅行記

河口慧海, 青空文庫

時代のせいなのかなんか上から目線で読んでられなくなった

岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。

  • 判断とは情報を集めて分析し、優先度をつけること
  • 人が相手の言うことを受け入れてみようと思うかどうかの判断は「相手が自分の得になるからいってるのか?」、「相手が心からそれをいいと思って言ってるのか?」のどちらに感じられるかによる。それゆえ私心をどれだけなくせるかがマネジメントには大事
  • やった方が良いことよりの方がやれることより圧倒的に多い。だから順位をつける
  • 人はとにかく手を動かしていた方が安心するので、ボトルネックの部分を見つける前に目の前のことに汗をかいてしまいがち。それよりも一番大切な問題は何かと自分にしかできないことは何かとちゃんとわかってから行動すべき
  • 諸問題の根源を辿っていくと、幾つもの別の症状に見える問題が実は根っこで繋がっていることがあったり、一つを変えたりするといろんな問題が同時に解決したりする
  • ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

  • 金があると人間は獣のように警戒心が強くなるが、金が全くないとなりふり構わない本当の獣になる
  • 失ったものの大きさに成功は比例する
  • 欲張らずすぐ叶えられる小さなことから着実に実行していく
  • 世の中には度を越すと毒になるものが8つ。旅行、恋愛、富、仕事、酒、睡眠、薬、香料。
  • 人間には6つの役立つものがあって3つはコントロール不可で3つはコントロール可能。前者が目、耳、鼻で後者が口、手、足である。
  • ビジネス

  • まずNoと言う。Yes ⇒ Noは怒られるが、No ⇒ Yesは怒られない。その際何故Noなのかをきちんと説明する
  • 過信は禁物。自分の力ではなく時代の巡り合わせだと捉える
  • どんなに災難が襲い掛かろうと、希望を失うな。最悪なことが最良のことと信じる
  • 覚悟

  • 自分が死んだ時に周囲の人にどういう人だったと言われたいか、この世に生まれてきた意味を考え続けて生きる
  • 人に認められることほどその人に幸福感を与えるものはない。されば、自分から人を褒めてみよう
  • ユダヤ5000年の教え

  • 見知らぬ人に親切にする
    • 聖人や賢人がいつどんな格好で目の前に現れるかわからない。その人の格好だとか見た目だとかで弾いてはならない
  • 評判は最高の紹介状
  • 学ぶことはまず自分が知らないことを認めることから始まる
  • 当人の前で褒めすぎてはならない。人を褒めるときは陰で褒めよ
  • 人を退屈させる男とは他人の関心を引かない人間。他人がどう感じているかを無視し、他人の気持ちを察しようとしないで、人々に合わせることができない人
  • 多くを知っていても、心を耕さねば意味がない
  • 自分が持っているものをそれを必要としてない人に売るのはビジネスではない。自分が持っていないものを必要としてない人に売るのがビジネス
  • 夜間飛行 南方郵便機

    サン=テグジュペリ

    夜間飛行が良かった。 犠牲や外野からの批評に向かっていくリヴィエールの孤独な戦いがかっこいい 彼のような男が世界を切り開くのだろう

    ヘビ学

    ジャパン・スネークセンター (小学館新書)

    🐍 蛇って面白いね。過度に恐れず、刺激せず適切な距離感で楽しもう。

    医療の分野ではヘビの毒が役に立ったりしてるんだぜ

    スネークセンター応援してる 💪

    [WIP] 自省録

    マルクスアウレリウス (岩波文庫)

    大事なのは指導理性に従って、自分自身で考え自分自身で立って生きること

    時間を無駄にしないこと

    ヘーゲモニコン (指導理性): 自分自身を導く理性、使命感。物事を正しく判断し、真偽や善悪を識別する力

    第二巻

  • これ以上理性を奴隷の状態におくな。利己的な初動に操られるがままにしておくな。また現在与えられているものに不満を持ち、未来に来るべきものに対して不安を抱くな。
  • 思い起こせ、君はどれほど前からこれらのことを延期しているか、またいくたび神々から機会を与えていただいておきながらこれらを利用しなかったのか。しかし今こそ自覚しなくてはならない、君がいかなる宇宙の一部分であるかを。そして君には一定の時の制限が加えられており、その時を用いて心に光明を取り入れないなら、時は過ぎ去り、君も過ぎ去り、機会は二度と再び君のものにはならない。
  • せいぜい自分に恥をかかせたら良いだろう。私の魂よ。自分を大切にする時などもうないのだ。めいめいの一生は短い。君の人生はもうほとんど終わりに近づいているのに、君は自己に対して尊敬を払わず、君の幸福を他人の魂の中に置くようにしているのだ。
  • 外から起こってくる事柄が君の気を散らすというのなら、自分に暇を作って、もっと何か良いことをおぼえ、あれこれとりとめも無くなるのをやめなさい。また、反対に活動しすぎて人生に疲れてしまい、あらゆる衝動と思念とを向けるべき目的を持っていない人たちもまた愚か者なのだ
  • 他人の魂の中に何が起こっているのか気をつけていなからといって、そのために不幸になる人はそう容易く見られるものではない。しかし自分自身の魂の動きを注意深く見守っていないと人は必ず不幸になる。
  • 今すぐにでも人生を去って行くことのできる者のごとくあらゆることを行い、話し、考えること。
  • 第三巻

  • 公益を目的とすることでない限り、他人に関する思い出君の余生を消費するな。
  • 第四巻

  • あたかも一万年生きるかのように行動するな。
  • 隣人が何を言い、何を考えているかを覗き見ず、自分自身のなすことにのみ注目し、それが正しくあるように慮る者は、多くの余暇を得る。目標に向かってまっしぐらに走り、よそ見をするな。
  • 稲盛和夫の実学 経営と会計

    人間としての正さやモラルがまずベース。

    どんな些細なことでも、原理原則に遡って徹底的に考える。それには大変な労力と苦しみを伴うかもしれない。しかし、誰から見ても普遍的に正しいことを判断基準にし続けることによってのみ真の意味で筋の通った経営が可能になる。

    減価償却

  • 6年でダメになるものを12年で償却したら、使えなくなっても償却し続けることになる。すなわち実際に使っている6年間は償却が過小計上されており、その分が後の6年へと先送りされていることになる。
  • それ故京セラでは法定耐用年数を無闇に信奉せずに、自社で独自の耐用年数を算出して償却している。会計上は所謂「有税償却」を行いながら、税務上では税法で定められた耐用年数による償却計算を別途行なっている。
  • 本来限定的にしか当てはまらない常識を、まるで常に成立するものと勘違いして鵜呑みにしてしまうことが問題。このような常識に捉われずに、本質を見極め正しい判断を積み重ねていくことが、絶えず変化する経営環境の中では必要
  • 値段を決めるのは経営者の役割 売り手にも買い手にも満足を与える値でないといけない
  • キャッシュベース

  • 発生主義の会計だと、決算書に現れる損益の数字の動きと、実際のお金の動きが直結しないのという問題がある。それを解決するためにキャッシュに着目したキャッシュベースの経営をしている
  • 儲かったお金が今どこにどういう形で存在するかを常にある程度把握して経営していくことが大切
  • 松下幸之助 「何かを成そうとするときには、まず心の底からそうしたいと願わなければならない。分かってはいるけど、現実的には不可能だと少しでも思ってしまったらどんなことも実現できない。どうしてもでなければならない、こうしたいという強い意志が経営者には必要。」
  • 1対1

  • モノまたはお金と伝票が必ず1対1の対応を保たなければならない
  • 例えば、客先に製品を出荷するときには、必ず出荷伝票を発行して売上を計上、以降売掛金として管理し、入金までフォローする。製品の配送を行う際にも同じことをやる。
  • 筋肉質経営

  • 中古でいいものは中古で
  • 棚卸しの際に不要なものはちゃんと捨てる。資産に計上して会社を大きく見せようと見栄を張らない
  • 固定費の増大には十分注意する
  • 投機には乗らない。原理原則や行動の規範に従い、時勢に不和雷同してはいけない
  • 企業の使命は、自由で創意に富んだ活動により新たな価値を生み出し、人類社会の進歩発展に貢献することである
  • 従来の予算制度は使う方の予算だけ遵守され、入ってくる方の売り上げは期待通りには増えない。 ⇒ 予算制度自体を不要とし、お金が必要になったら都度稟議を出し、決裁するようにした
  • 無駄に買わない。必要な分だけ都度買った方がものを大切にするようになる
  • 完璧主義

  • 企業のトップとして自分の思い通りに経営するなら、足繁く現場に出て、現場の雰囲気や現場のことを知らなければならない。ミクロとマクロどちらも把握しなくてはいけない
  • [WIP] 極北の動物誌

    ウィリアム・ブルーイット (ヤマケイ文庫)

    [WIP] 道は開ける

    D・カーネギー

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