🐲 2024読んだ本 [WIP]

2024読んだ本 [WIP] ・ビジョナリーカンパニー 時代を越える生存の原則 ・モモ ・ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則 ・ウォールデン 森の生活 ・ビジョナリーカンパニーZERO ・ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる ・エッセンシャル思考 ・旧約聖書

ビジョナリーカンパニー 時代を越える生存の原則

ジム・コリンズ

  • 時を告げるのではなく時計を作る
    • いくつもの指導者商品のライフサイクルを通じて繁栄し続ける会社を築く
    • 会社(組織づくり)を徹底
    • 会社が究極の作品 (製品とかではない)
    • カリスマに頼らない
    • ANDの才能
  • アイデアや製品は諦めるが、会社自体は絶対に諦めない
  • 利益を超えた絶対的な基本理念
    • 基本理念 = 目的 + 基本的価値観
      • 基本的価値観: 組織にとって不可欠で普遍の主義利益の追求や目先の事情のために曲げてはいけない
      • 目的: 単なる金儲けを超えた会社の基本的な存在理由
  • モモ

    ミヒャエル・エンデ著 大島かおり訳

    相手の話をちゃんと聞けるのはとても大事だが、多くの人ができていない

    時間をとことん倹約し効率化を追求していった先に行き着くのは灰色の時間 大切な人との無駄とも思える時間に色がある 人間はひとりひとりがそれぞれ自分の時間を持っている。そしてこの時間は、本当に自分の物である間だけ、生きた時間でいられる

    ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則

    ジム・コリンズ

    1 (時代を越える生存の原則) よりも今の自分に必要な内容だった。 企業が偉大へと飛躍するのに必要なことは何かを調査した本

    第五水準のリーダーシップ

    強烈なリーダーシップやカリスマ性は不要 個人としての謙虚さと、職業人としての意志の強さという一見矛盾した組み合わせを特徴としている

    最初に人を選び、その後に目標を選ぶ

    最初に適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、適切な人がそれぞれ相応しい席に座ってからどこに向かうべきかを決めている。 人材が最重要の資産ではなく、適切な人材こそが最も重要な資産。

    飛躍した企業は最高の人材を最高の機会の追求に充てており、最大の問題解決には充てていない。問題を解決しても無難になるだけで、偉大になるには機会を追求するしか道がない。

    厳しい現実を直視する (だが、勝利への確信を失わない)

    ストックデールの逆説 どんな困難にぶつかろうとも最後には必ず勝てるという確信が確固としていなければならない。だが同時に、それがどんなものであろうとも極めて厳しい現実を直視する確固たる姿勢を持っていなければならない 現実は酷だが、目を逸らせてはいけない

    ウィンストン・チャーチルは統計局を設立し、現実のうち特に厳しい現実を全くフィルターを通さない生の形で自分に提供させた。

    恐怖心で支配し、従業員が顔色を伺うようになったら現実が報告されなくなる。

    現実に耳を傾ける社風、厳しい現実を直視する社風が必要。

    ハリネズミの概念

    中核事業だからといってそれに固執してはいけない。時には撤退や売却の判断が必要だ。 以下の3つの条件を全て満たす事業に注力する

  • 世界一になれるか?
  • 情熱を持てるか?
    • どんな事業に情熱を持てるか
  • 経済的原動力になるものは何か?
    • キャッシュフローと利益を大量に生み出す最も効率的な方法を見抜く
  • 財務指標の分母を確立する Xあたり利益を自社でたった一つ基準となる財務指標として採用し、これを長期に渡って一貫して上昇させていく

    これを見つけるのは簡単ではない。見つけられれば非常に単純明確だが、確立するまでの道は恐ろしく困難。以下のサイクルを何度も何度も繰り返す

  • 3つの条件に基づく問い
  • 3つの条件に基づく擬異論と論争
  • 3つの条件に基づく経営方針の決定
  • 3つの条件に基づく解剖と分析
  • 規律の文化

    規律のある人材に恵まれていれば、階層組織は不要になる。規律ある考えが浸透していれば、官僚組織は不要になる。規律ある行動が取られていれば、過剰な管理が不要になる。規律の文化と起業家の精神を組み合わせるれば、偉大な業績を生み出す妙薬となる。

    止めるべきことリストを作成する

    促進剤としての技術

    技術を変化を起こす主要な手段や銀の弾丸としては扱わない。一方で逆説的なことに、慎重に選んだ技術に関しては先駆者になっている。 技術そのものが飛躍や没落の主要な要因になることは決してない

    新技術に振り回されない、取り残される恐怖に動かされない。その上で精査する。

    弾み車

    偉大な企業への飛躍は一挙に達成されることはない。たった一つの決定的な行動もなければ、壮大な計画も、起死回生の技術革新も、奇跡の瞬間もない。逆に巨大で思い弾み車を一つの方向に回し続けるのに似ている。ひたすら回し続けていると少しずつ勢いがついてきて、やがて考えられないほど回転が速くなる。

    日々の小さな積み重ねによってのみ成長する。ただひたすらにそれを積み重ねる。(針鼠の概念に基づいた上で)

    ウォールデン 森の生活

    ヘンリー・D・ソロー著 今泉吉晴訳

    食に関すること等でかなり極端な意見も見られるが、自然への観察力・洞察力と幾多もの古典への教養等は特筆すべきである

    俗世とは隔離されたウォールデン池付近の森での2年近くの生活を通し自然を楽しむとは如何なることか、生きるとは如何なることかを冒険する

    そしてそこで学んだ自然を通して自分自身を見つめ直すことの大切さ個人が個性を発揮するにはどうすればいいかを語る

    お金を十分稼ぐ人は汽車に乗れる。ただし、十分に稼げるだけ長生きできればの話。長生きすれば働きすぎて頭が固くなり、旅したい気持ちは失せる。人生の最良の時期をお金を稼ぐために費やし、稼いだお金を、人生の最も価値の少ない残りの時期の怪しい自由を楽しむために使うべきではない。

    人は窮乏のためではなく、贅沢のために飢える

    父の生き方でも、母の生き方でも隣人の生き方でもない自分の生き方を探せ

    慈善活動等を積極的に行う必要はない。自分の主義主張にあえばやって、合わなければやらなくていい。いわゆる博愛主義者ほど、わたしたちが本当に助けを必要としてる時には手を差し伸べてはくれない。

    産業革命の産物である列車という強大な運命の矢が毎日決まった時間に放たれる。そういった社会構造の中だからこそその矢につられずに、以前よりしっかりと自分を見つめて生きなければならない。

    猛烈に働けば働くほど、肉や紅茶等の贅沢品が必要になる 猛烈に働けばますます体を消耗させ、その分を取り戻そうとますます猛烈に食べる 結果的に体を酷使するばかりで消耗が増え、暮らしは良くならない

    自らの内なる声に耳を傾けよ。内なる声に従ったために道を誤った人を知らない 日々、新たに昼と夜を歓迎し、暮らしから花やハーブが香りたち、光り輝く永遠の価値を持つしなやかな生き方を貫けたら、それは大いなる人生だ 私たちは自分で手にしたものに最高の価値があると気付くのが下手だ 身近なものこそが、私たちの接する一番の現実 おそらく人それぞれが最高に真実に感じられ、最高の脅威と思われる事実は他の人にどう説明しようとも伝わらない

    わたしたちは自らの肉体の建築家である 習慣や思想などが長い年月をかけて体や顔に現れてくるのだ

    人間がゆっくり休める本来の避難場所とは、簡素でこじんまりとしていて一部屋に暮らしに必要な全てが揃っているような小屋ではなかろうか?(その中で暖炉の火を囲うのが最高だ) 家の中をあちこち駆けずり回る必要もなければ、とても使いやすい こんな家こそ客人にとっても気軽に自由に振る舞うことができて快適ではないだろうか? 逆に邸宅に招かれても、ある一部屋に案内され残りの箇所からは締め出された上でおくつろぎくださいと言われるが、これでは幽閉されてるも同じ つまり今日の接客術は客をできるだけ隔離する技になってしまっている

    私たちがこの世に生を授かるとは、湾口の砂洲がどこか海上に姿を表すようだ 私たちは誠に下手な人生の航海者だから、その思索のよるべもなく彷徨い、ついには港に入ってもっぱらその湾内の詩歌に精通するか、通関事務所が完備した商用港に入って科学のドックに入れられ、この社会に適応するだけの姿に改修されたりする そうなるともはや私たちの個性を育てる自然の潮流と親しみ、本当の経験をする機会は持てない

    私たちはもう春だというのに、なぜか冬に留まってダラダラ過ごしがちだ

    暮らしは探検し尽くされていない森や湿地に囲まれていなければ、たちまち停滞してしまう 私たちは野生の心を強壮剤にして生きてる 人はあらゆる事柄に神秘で未探検であることを求める 人は自然の壮大さ、力強さ、怖さを目の当たりにすることで再び生気を取り戻す

    私たちは今、人生を航海しているのだから、暮らしや仕事がどうであろうと、好奇心一杯の船客になって、甲板の手すりから身を乗り出し、大海原の彼方へ精いっぱい目を向けて当然です

    人生の最高に高貴な獲物は自分自身である 自分の心のうちに目を向けなさい 自分の中の幾千の未知の領域を巡り歩こう

    奇妙なことに自分を大切にせず、偉大なものを卑小なものの犠牲にする人が愛国者とされる 彼らはもっぱら自分の偉大なる墓を作る材料の粘土を気にかけていて、自分の粘土の命の源である魂には関心を向けない 結局は誰もが正しく見る目と着実に実行する神経が大切だとわかる。それを持てない敗北者が好んで戦争に行く。彼らは自分の心の探検を諦めてしまった脱走兵であり、臆病者だ

    人は夢に向かって大胆に歩みを進め、心に描いた理想を目指して忠実に生きるなら、普通の暮らしでは望めない思いがけない高みに登ることができる

    ビジョナリーカンパニーZERO

    ジム・コリンズ

    決定的タイミングに全てを捨てて飛び込まなければ、夢を実現できる可能性はゼロになる

    起業家の成功は基本的に「何をするか」ではなく「何者であるか」によって決まる 優れた会社には起業家の価値観が現れる

    自らの成功をお金で測ると必ず敗者になる 成功とはどれだけ有意義な人間関係を構築できたか、自分のコアバリューにどれだけ忠実でいられたかで決まる

    正しい事業のアイデアより正しい人材の方が大事 (2: 最初に人を選び、その後に目標を選ぶ)

    補足: 社員に成長して欲しければまずは自分が成長する WW2のアイゼンハワーのように 人はヒエラルキーや評価のためでなく、お互いのためにとんでもないことをやってのける

    リーダーシップスタイル

    効果的なスタイルは自分自身の中にあり、誰とも異なる 自分だけのリーダーシップを見つけろ

    リーダーシップスタイル: リーダーシップの機能: 集団が共有し、実現を目指す、明確で説得力のあるビジョンを生み出すこと リーダーシップのスタイル: 7つの要素(誠実さ、決断力、集中力、人間味、対人スキル、コミュ力、常に前進する姿勢) + 個人的特性 (性格)

    真のリーダーシップとは従わない自由があるのに関わらず人がついてくること

    やらなければならないことを見極めるのはリーダーの役目 重要なのはやらなければいけないことをやらせるのではなく、やりたいと思わせること リーダーシップはサイエンスではなくアート

    リーダー自身が理想とする文化のロールモデルとならなければならない

    判断は「誤る」方が「しない」よりまし 差し迫った問題があるなら、決断を下しなんとかやってくしかない 「失敗を恐れるな、知恵は大抵失敗から生まれる」

    議論もせず全員の意見が一致する時には何か重要な要素が見過ごされている

    意思決定

  • できるだけ下の階層に移譲する。社員に意思決定の筋力を鍛える機会を与える。どの意思決定を移譲したかをどこまでも明確にし、移譲された社員に責任を持たせる
  • 実行するのに幅広い社員のコミットメントが必要な場合には参加型コンセンサス型の集団的意思決定を選ぼう
  • 意思決定プロセスでの意見の相違を歓迎する
  • 独裁的意思決定は社員を参加させる時間がない時、些末な問題、トップの価値観を強調するために象徴的なメッセージを送りたいとき、専権事項にすべきだと判断したときだけにする
  • どの意思決定スタイルを取るか最初から明確にしておく。既に下した決断に「賛同」を得るためだけに参加型コンセンサス型のふりをするのは極めて有害。独裁的意思決定をするなら最初からそう宣言すべき
  • 意思決定に時間をかけてもリスクが増大しないケースと、決断を遅らせるとリスクが劇的に高まるケースとがある 大切なのはその時自分が置かれてるリスクがどちらなのかを見極めること

    「最初にやるべきことをやり、2番目以降は一切やるな。さもなければ何もできずに終わる」

    自分を何かに強制的に集中させたい時、効果的な手段はそのことに取り組む時間を減らすこと

    偉大な企業の経営者によく見られる矛盾がハイレベルなビジョンと戦略に集中しつつ、一見取るに足らないディテールにこだわる 並はずれて優秀なリーダーはビジョンとディテールの両方に徹底的にこだわる

    衰退: 経営者然としてなくてはならないと思い社員に質問ではなく指示をするようになる 現場で何が起きてるか自分の目で確かめにいく代わりに、報告を求めるようになる 現場に近い社員と会話する代わりに中間管理職からフィルタリングされた情報を得ようとする 最前線の社員から情報を聞いてメモをする代わりに、最前線の社員に読ませる訓示を書くようになる かっこよくて親切でおおらかで親しみやすい「選手に寄り添うコーチ」ではやるべきことの80%しかできない 残る20%をやりきるには困難な決断を下し、高いレベルのパフォーマンスを要求し、細部への注意を怠らずに必要な時は「しっかりしろ」と叱咤する能力が必要

    ダメなリーダーは批判的フィードバックが多すぎる

    高い基準を満たさなければならない状況に社員を置き、彼らが期待に応えてくれると信頼していると伝えよう

    ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる

    ジム・コリンズ

    10X型リーダー

    アムンゼンとスコットの南極点到達レース 予期せぬ嵐に見舞われて初めて「もっと体を鍛えて持久力をつけておくべきだった」と気付いても遅すぎる、船が遭難して初めて「イルカの肉を生で食べられるのか」と考えても遅すぎる、南極探検隊に加わってから「スキーと犬を使いこなせるようになりたい」と思っても遅すぎる。つまり、常日頃からあらゆる事態を想定して準備を怠らないことが大切だ。

    10X型リーダーは常に不確実な状況に置かれていることを認識している。外部環境は彼ら自身に大きな影響を与えるとは言っても、自ら外部環境を制御できないし、それが将来的にどう変わるのか予測もできない、と認識しているのである。これが「制御不能」。一方で10X型リーダーは不可抗力や偶発事象によって全ての結果が変わるとも考えていない。自分の運命がどうなろうと、それについては全面的に責任を負うつもりなのだ。つまり、自分の人生を制御するのは自分であるということだ。

    10X型リーダーの3要素

  • 狂信的規律
  • 規律とは、本質的には「行動の一貫性」である。一貫した価値観、一貫した長期目標、一貫した評価基準、一貫した方法。長い時間を経ても行動が一貫しているということだ。

    まずは、一貫した価値観、長期目標、評価基準を設ける。次にこれらを獲得するための狂信的規律を導入する。規律を導入したことにより常軌を逸した行動を求められたとしても、全然気にしない。外部からの圧力に屈しないのはもちろん社会規範すら気にしない。不確実で容赦ない環境に置かれている時、確実に負けるいい方法がある。不和雷同である。

  • 実証的創造力
  • 不確実性の高い時代になるほど、人は権威筋や職場の同僚、集団行動など他人を基準に行動の手がかりを求める。10X型リーダーは対照的に、不確実性の時代に自らの目標を定める際に、広く受け入れられている社会理念を無視する。他人がどう行動するのか参考にすることはあまりない。10X型リーダーが気にするのは、もっぱら実証的データなのだ。

    10X型リーダーは決断・行動に不可欠な実証的な基盤をしっかりと築いている点。実証的な根拠に裏付けされた自信であれば、大胆に行動しつつリスクを抑制できる。

  • 建設的パラノイア
  • 10X型リーダーは良い時でも悪い時でも警戒を怠らないという点で比較対象リーダーとは異なる。どんなに楽観的な状況下でも常に最悪の事態に備えておこうとするのである。

    非常な警戒心をテコにして準備を徹底し建設的な手を打つ

    建設的パラノイアは偉大な目標達成へのバネになる

    20マイル行進 (狂信的規律)

    どんなに辛い時もどんなに調子がいい時も常に20マイルずつ行進し続けることをひたすら持続することが大切

    超えなければいけない最低限のハードルと同時に超えてはいけない最高限度を設けることが大切。前者が目標達成のための野心だとすれば、後者は行き過ぎ防止のための自制心

    20マイル行進を遂行すると自信が生まれる。逆境下で目に見える成果を出すことで10X型思考を身につけられる

    射撃に続いて大砲発射 (実証的想像力)

    どんな業界にも脱落せずに最低限達成しなければならないイノベーションの閾値がある。それを超えられない企業は生き残れないが、一旦閾値を越えればそれ以上イノベーションにこだわってもあまり意味がない

    インテルデリバリーズ

    創造力を何倍にも高めるには、イノベーションと業務効率化の融合が欠かせない。イノベーションを起こすとともに業務効率化も徹底する。

    まず、何が有望なのか見分けるためにいくつも銃弾を打つ。次に、銃撃によって有望分野について実証的な裏付けを得たら、そこへ経営資源を集中投下して大砲を放つ。砲弾が命中したら、成果を最大限にするために20マイル行進に入る。 (銃弾とは低コスト、低リスク、低ディストラクション (気が散らないこと) )

    iPodはいきなり創造的な飛躍を成し遂げたかのように思えるが、実際には天才的なひらめきではなく実証的な有効性に基づき、段階的なプロセスを経て大成功を収めている。

    死線を避けるリーダーシップ (建設的パラノイア)

  • 前もって突発的出来事と不運に備えるために、現金などの手元資金を積み上げ、「バッファー」を用意する。バッファーとは余分に持ち込む酸素ボンベのこと
  • リスクを抑える。「死線リスク」「非対称リスク (ダウンサイドがアップサイドよりも大きいリスク)」「制御不能リスク (自力で管理・制御できない不可抗力に対するリスク)」。リスクを抑えることで「時間軸リスク」を上手に管理する。
  • 「ズームアウト」に続いて「ズームイン」。状況変化を察知し、効果的に対応するために徹頭徹尾用心深くなる。
  • 総資産の中で手元現金が占める割合を示す現金比率(キャッシュ・アセット・レシオ)を見ると、10X型企業は平均よりも3 ~ 10倍高い

    リスクはとりつつも最小限に抑える。死線リスクを拒絶し、非対称リスクを否定し、制御不能リスクに背を向ける

    早く行動しすぎると時にリスクが高まる。遅く行動しすぎても時にリスクが高まる。リスク許容度が変わるまでにはどのくらいの時間があるかをまず見極める。

    目標に向かって集中し、環境変化を察知する。完璧に行動へ移すと同時に状況変化に適応する。危機を察知すると同時にズームアウトし、危機のスピードや影響を測る。続いてズームインし、目標達成を目指して全エネルギーを注ぎ込む。

    具体的で整然とした一貫レシピ

    SMaC (具体的 Specific, 整然としている Methodical and 一貫している Consistent)

    SMaCレシピは永続性のある実践法一式であり、着実な成功を可能にする基盤になる。レシピ内容は明確・具体的。「何をやるべきか」、「何をやってはいけないか」を明示しており、社会全体が一丸となって業務改善に取り組めるように作られている。何が実際に有効なのか実証的なデータで確かめ、さらに洞察力を効かせてレシピを作成する必要がある。

    SMaCレシピを厳守することで厳しい環境でも偉大なまま生き残れる

    SMaCレシピはそうそう変更されないがごく稀に一部変更される

    変化は難しいと言われているがそれよりも難しいのは、何が有効か、なぜ有効か見極めいつ編下すべきか(決断すべきでないか)を決断することだ

    例) サウスウエスト航空のSMaCレシピ

    1. 2時間以内の近距離路線に徹する
    2. 10~12年にわたって主力機として中型機ボーイング737を使い続ける
    3. 航空機稼働率を高く維持する。ゲートインは迅速に、できれば10分以内にする
    4. 乗客は我々にとってNo.1の商品。航空貨物や郵便物は運ばない。利益率が高く取扱コストが低い小包は別
    5. 引き続き航空運賃を低くし、できるだけ多くの運航便を維持する
    6. 機内食サービスは手掛けない
    7. 他社との乗り継ぎなし
    8. テキサスがNo.1市場。需要が大きい近距離路線市場がある場合に限って州外にも就航する
    9. 家族と人間を感じさせるサービスとともに、楽しさを感じさせる雰囲気を維持する
    10. できるだけシンプル。航空券の代わりに売上伝票兼領収書を使う。
        搭乗口で出発十分前にキャンセル待ちの乗客を搭乗させる。単純なコンピュータシステムを使う。
        ソフトドリンクは無料提供、搭乗口でコーヒーとドーナツは無料提供。
        全席自由席にする。乗客名簿はテープ録音する。航空機と乗務員を毎晩ダラスへ戻す。
        本拠地と整備工場施設は一つだけにする。

    運の利益率

    私を殺さないものは私を強くする (ニーチェ)

    ROL(運の利益率)の最大化

  • 幸運から高リターン
  • 不運なのに高リターン
  • 不運での死を回避する
  • 幸運と不運には非対称性がある。一度だけ途方もない幸運に恵まれたとしてもそれだけで偉大な会社にはなれない。ところが一度でも途方もない不運に遭遇したり、不運が長期にわたって連発して大惨事を招いたりしたら、その時点で偉大な会社を目指す旅は終わる。真に決定的な運は一形態だけで、全てを終わらせてしまう運だけだ。10X型リーダーは不運に連続して襲われるとの前提で事前準備を怠らない

    10X型リーダーは運に対して矛盾した態度を見せる。過去の成功を回想するとき「幸運に恵まれた」と言う。一方失敗しても「不運だった」とは言わない。だが一方、幸運を当てにするようなことは決してしない

    エッセンシャル思考

    グレッグ・マキューン

    普段はこういう薄い本は読まないが、尊敬している友人にお薦めされたので読んだ

    かなりビジョナリーカンパニーを引用しているし、内容が被っている 簡易版かつ個人にフォーカスを当てたビジョナリーカンパニーと言っても過言ではないだろう

    「より少なく、しかしより良く」

    「やらなくては」ではなく「やる」と決める。「どれも大事」ではなく「大事なものは滅多にない」。「全部できる」ではなく「なんでもできるが、全部はやらない」

    本当に重要な物事を見極めるのに必要なことは5つ。じっくりと考える余裕、情報を集める時間、遊び心、十分な睡眠、そして何を選ぶかという厳格な基準

    目の前の小さな物事に目を取られてると、重大な物事を見過ごす

    絶対にYESじゃないならそれはノーである

    バッファー

    日頃の習慣 とにかく反復、20マイル前進

    [WIP] 旧約聖書

    日本聖書協会, 共同訳聖書実行委員会

    一般教養として一度は読むべきだと思ってたので読み出した アニメや漫画でも聖書の引用はめちゃくちゃ多いので読んでおいて損はない 2024年はイスラエルとパレスチナをはじめとしたイスラム諸国の衝突が起きているので、今こそ読んでおくべきタイムリーな本だと思う

    読んでると眠くなるので寝る前にうってつけである (そのせいでなかなか進まないが)

    色々と現代の文化に残っているところがあって面白い

  • 神は6日で世界と人間を創造し、1日休んだ ⇒ 安息日
  • Bappa Shotaさんがアメリカの正統派ユダヤ人コミュニティを訪れていた際に肉と乳製品を一緒に料理しないと言っていたがそのこともモーセの十戒に出てくる
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